2017/01/04

[BUG] Windows Server 2016 の Windows Defender の除外設定

Windows Server 2016 の Desktop Experience インストールで、Windows Defender の除外設定(設定アプリに統合されている) で追加した除外パスを削除できない、拡張子やプロセスの除外の追加ができないという話を聞いたので調査。

[+ファイルを除外する][+フォルダーを除外する]は問題なく動きます。

追加済みの除外の[削除]ボタン、[+ファイル拡張子を除外する][+.exe、.com、または .scr プロセスを除外する]はすべて無反応。


とりあえずの回避策としては、Get-MpPreference、Set-MpPreference、Add-MpPreference、Remove-MpPreference コマンドレットで除外の追加や削除ができます。


Windows 10 Anniversary Update の場合、[削除]ボタン、[+ファイル拡張子を除外する][+.exe、.com、または .scr プロセスを除外する]をクリックすると、[除外の削除][除外の追加]の小さ目のダイアログ ボックスが表示されます。
この実体は、C:\Windows\System32\SystemSettingsAdminFlows.exe のようです。SystemSettingsAdminFlows.exe は Windows Server 2016 にも存在するのですが、Windows Server 2016 の場合、設定アプリ(SystemSettings.exe) から呼び出されている形跡なし。


なお、Windows Server 2016 と Windows 10 Anniversary Update の Windows Defender には、自動除外 (Automatic exclusions) という機能があって、既定で有効になっているので、例えば Hyper-V の役割がインストールされているなら、既定のパスや Vmms.exe とか Vmwp.exe とかがんばって除外設定しなくても勝手にやってくれています(Get-MpPreference の DisableAutoExclusions が $false (既定) のときの具体的な自動除外設定は以下に) 。

Automatic exclusions for Windows Defender
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/windows-server-docs/security/windows-defender/automatic-exclusions-for-windows-defender
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/threat-protection/windows-defender-antivirus/configure-server-exclusions-windows-defender-antivirus

1 件のコメント:

  1. リンク先が下記に変わったようです、ご参考まで。
    https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/threat-protection/windows-defender-antivirus/configure-server-exclusions-windows-defender-antivirus

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