2013/12/09

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Oracle Linux 6.5 Guest

Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.5、CentOS 6.5に続いて、早くも Oracle Linux Release 6 Update 5 (6.5) が出ました。というわけで、恒例の Hyper-V への対応状況を確認。たぶん、RHEL 6.5 と CentOS 6.5 と同じはず。

Oracle Linux: Downloads
[URL] http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/linux/downloads/index.html

Release Notes for Release 6 Update 5
[URL]  https://oss.oracle.com/ol6/docs/RELEASE-NOTES-U5-en
"Paravirtualization support has been enabled for Oracle Linux guests on Windows Server 2008 Hyper-V or Windows Server 2008 R2 Hyper-V." (←リリースノートのここらへんの表現が古臭いのが気になりますが...)

公式サイトだとまだ ISO イメージをダウンロードできないみたいなので (ミラーサイトだとあるみたい)、先月作った Oracle Linux 6.4 を yum upgrade で Oracle Linux 6.5 にアップグレードしてみました。

yum upgrade

やっぱり、Hyper-V 対応状況は RHEL 6.5 や CentOS 6.5 と同等のようです。動的メモリ、フレームバッファードライバー、KVP IP Injection に対応。VSS バックアップは hv_vss_daemon が提供されていないので利用できません。たぶん、いつかいつか hypervvssd というパッケージで提供されると期待しています。Fedora 20 や 21 では hypervvssd パッケージが用意されるみたいなので。

2014/1/23 追記) RHEL/CentOS 5.9、6.4、6.5、Oracle Linux 6.4、6.5 で VSS バックアップがサポートされました。hypervvssd パッケージではなかったです。Hyper-V Backup Essentials - VSS Backup Support for RHEL/CentOS 5.9/6.4/6.5 and Oracle Linux 6.4/6.5




なお、Hyper-V に対応しているのは、Red Hat 互換カーネル(Red Hat Compatible Kernel )のほうで、Oracle Linux の既定の Unbreakable Enterprise Kernel (UEK) は対応していません。次の2箇所を書き換えて、Red Hat互換カーネルに切り替えてからアップグレードしませう。

/etc/grub.conf (/boot/grub/grub.conf、/boot/grub/menu.lstでもよい)
default 0 → 1
/etc/sysconfig/kernel
DEFAULTKERNEL=kernel-uek → kernel

また、新規に Oracle Linux 6.5 をインストールした場合は、Red Hat 互換カーネルの切り替えに加えて、hypervkvpd (hv_kvp_daemon) のインストールも忘れずに。

yum install hypervkvpd

次々に出てくると、追いかけるのが面倒くなってきたなっしー。


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