2009/12/03

VHD ブート可能な OS

VHD ブートについては COMPUTERWORLD のサイトの「Windows 7の仮想ハードディスクがスゴイ! 」(Windows Server World に過去に掲載された記事を再編したもの) や Windows Server 2008 R2テクノロジ入門の「第14章 Windows Server 2008 R2 の展開」で詳しく説明してきました。ベータ版や RC 版のころから記事にしているので、これまで触れることが無かったのですが、VHD ブートできる OS とできない OS があります。VHD ブートのためには、Windows Server 2008 R2 または Windows 7 の Windows ブート マネージャーと、Windows Server 2008 R2 または Windows 7 がインストールされた VHD が必要です。もっと詳しく言うと、現時点で VHD ブートできるのは、次に示す OS だけになります。
  • Windows Server 2008 R2 Standard / Enterprise / Datacenter / Web (Web については未確認、Foundation については不明)
  • Microsoft Hyper-V Server 2008 R2
  • Windows 7 Enterprise
  • Windows 7 Ultimate
Microsoft Hyper-V Server 2008 R2 は、無償のスタンドアロン Hyper-V ですが、USB メモリからの起動ができます。これに VHD ブートが利用されています (いるようです)。Windows 7 Professional、Windows 7 Home Premium、Windows 7 Home Basic、Windows 7 Starter は、VHD ブートがライセンス上許諾されていません。ちなみに、ログオン画面までは VHD  ブートができるのですが、ログオンすると、こんな警告が表示され、再起動されてしまいます。