2015/04/02

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and CentOS 7.1 Guest and hypervfcopyd

先日、お伝えしたように RHEL/CentOS 7.1 の hyperv-daem
ons で hypervfcopyd (Hyper-V FCOPY daemon) が利用可能になりました。というわけで、CentOS 7.1 で試してみました。



GUI 入りで CentOS 7.1 をインストールすれば、Hyper-V ドライバーとともに KVP データ交換、VSS バックアップ、ゲスト サービスに対応した hypervkvpd、hypervvssd、hypervfcopyd が勝手にインストールされます。 hypervfcopyd はこれまで RHEL/CentOS 6.6 には提供されていましたが、RHEL/CentOS 7.0 にはなぜか提供されていませんでした。



GUI なしでインストール (最小限のインストール) した場合は、yum install hyperv-daemons で追加してください。



ようやく RHEL/CentOS 7.1 で利用可能になった hypervfcopyd ですが、CentOS 7.1はサービス開始設定をお忘れのようです (RHEL 7.1 は未確認)。

通常は、仮想マシンのプロパティで[ゲスト サービス]をチェックしてから起動(または再起動) すること、hypervfcopyd が開始するはずなんですが、CentOS 7.1 だとそうなりません。なんとかしましょう。

hypervkvpd と hypervvssd のサービス設定は、/etc/systemd/system/multi-user.target.wants/hypervkvpd.service と hypervvssd.service にあります。

hypervvssd.service を hypervfcopyd.service というファイル名でコピーして、/usr/sbin/hypervvssd を /user/sbin/hypervfcopyd に書き換え、さらに Description も適当に書き換えて上書き保存。再起動してみると...
 

大成功。Copy-VMFile でファイル コピーもできました。
仮想マシンのプロパティで[ゲスト サービス]を無効にして、仮想マシンを再起動すると、ちゃんと機能しなくなりました。適当に作った hypervfcopyd.service でバッチシのようです。

たぶん、RHEL 7.1 と Oracle Linux 7.1 も同じように、hypervfcopyd のサービス開始設定が存在しないと思います。同じ方法で対処できると思います。

2016/9/30 追記)
systemctl enable hypervfcopyd.service でサービスを有効化すればよかったみたいです。CentOS 7.2はそうでした。7.1は未確認。

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